HSPカウンセリングコツコツ学ぶオンライン(Zoom)クラスは、1回につき3時間、全10回に分けて学ぶコースです。
カリキュラムは進行状況等により前後することもありますが、1回~10回の概要についてご紹介しています。

第5回目は、「マインドフルネスの理解」「傾聴カウンセリング」でした。

第6回 テーマ 認知行動療法編 目標設定

HSP傾向にある方においては、今の悩みやすい自分を変えていきたいという方も多く、この悩みをもたらすアプローチに、認知行動療法やマインドフルネス認知療法、心理マネジメント編でのアサーションなどの取組が有効なことが多いのです。
認知行動療法の取り組みでは、何回かのプロセスを踏んでのカウンセリングを継続していくことをします。

<主な内容>
【認知行動療法編】

・認知行動療法のプロセス
・1~6全体のプロセスポイント
・1ステージ 関係性構築等
・2ステージ 目標設定等

プロセス概要サンプル
第6回では、全体のプロセス(1~6ステージ)のポイント、プロセスの1~6ステージの中の1、2について掘り下げていきます。以下、抜粋してご紹介します。

1ステージから「行動の活性化」

認知行動療法では行動から心理面へのアプローチも取組課題としてクライアントと話し合うことがあります。
例えば、「意欲がでないから会社にいけない、出掛けたくない」と思ってる、表現してる場合、認知療法的には、こう仮説をたてます。
意欲がでないから出掛けたくないないのではなく、出掛けたくないから意欲を下げる身体の反応がつくられている、と。
ここには何かしら原因があるわけですが、この行動を促す取組もしていきます。

2ステージから「目標設定」

コーチング要素も入れての望ましい目標設定のあり方も学びます。
認知行動療法では、目標に向けて取り組みます。コーチング的な関わりなのです。カウンセリングを曖昧な目的意識で受けに来てても、どこに向けてカウンセリングをしてるのかクライアントが自覚できなければ終わりが来ないかもしれません。

カウンセリングを受けて、どうなりたいのか?
この目標設定の仕方で、行動、反応、結果も変わることがあります。
例えば、クライアントにカウンセリングを受けてどうなっていきたいですか?
に対して、
・うつ状態を改善したいです
・緊張しないようになりたいです
・こんな自分を変えたいです
というクライアントがいたとしたら、このままを目標にしたならば、目標に向けてのマインドも向かないかもしれません。
カウンセリングこそ、どう目標を設定するか、導くかがカウンセラーとして必要なスキルといえます。
講座では目標設定にもフォーカスしてセッションワークも取り入れて学んでいきます。

【皆様の感想や気づきなど】
・マネージメントなどについては学んできたが、この講座ではより体系的に学べて良かった。

・セッションワークでは、クライアント役の時に人に話をキチンと聴いてもらうだけでも気持ちが和らいでいくのを体感できた。
カウンセラー役の時は、解り合える仲間だし心も開けやすくて、最初は緊張もあったけど段々と慣れていけた。
・HSPの人が、HSPの人に聴いてもらえるというのが、とても大切なんだと感じた。
・様々のことにおいて、どう目標をもつのか大切に感じました。

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